タイトルにもありますが、大阪観光大学の在校生インタビューを、
シネマティックに撮影・編集させていただきました。
以前の日本のテレビドラマは16mmフィルム(映画は主に35mm)で撮影をされていることが多く、
ドラマでもどこかシネマティックっさがありました。
しかし、その後は…、
予算や使い勝手の良さからビデオ撮影が一般的になりました。
ドラマなどをビデオで撮影すると、
どれだけアングルにこだわっていても、照明をこだわっていても、
どこか雰囲気が出ません。
逆を言ってしまえば、
フィルムで撮影していれば、それだけで雰囲気ができるとも言えます。
日本のテレビドラマの雰囲気がなくなってしまったのが理由で、
私は日本のテレビドラマを見る機会が一気に減ってしまいました。
もちろん、ストーリーや中身が大事なことは理解しています。
ただ、あの雰囲気は一つの演出であり、
作品の世界観を表現する際にはとても大事なことだと思っています。
近年は映像のデジタル化が進み、
テレビドラマでもシネマティックな雰囲気が出てきていることに、
嬉しさを感じてきています。
特に2021年に関西テレビが制作しフジテレビ系で放送されアバランチは、
ローキーで撮影されているなど、随所にシネマティックな感じが伝わってきました。
久しぶりに観たいと思った作品でした。
今回紹介している映像は、
高校生が大学選びの時に見て欲しい映像で、ドラマではありません。
ただ、学生さんの想いや、将来の夢など、
ある意味では本当のドラマがそこにはあると思います。
作りすぎたり、偽ったりしてはいけませんが、
一つの演出として雰囲気を出すのは大切なことだと思っています。
情報が溢れている時代に、
3分程度の映像でも観てもらうことが困難な時代になりました。
興味をもってもらい最後まで見てもらえるように、
単なるインタビューとして仕上がるのではなく、
シネマティックに仕上げるなどの色々な工夫が我々には求められている気がします。
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